ごあいさつ

神奈川県下水道公社は、神奈川県と県内21市町の出捐を受け、相模川と酒匂川の流域下水道の維持管理などを行う公益財団法人で、1980年に設立されました。
以来、急激な都市化と人口の増加に対応しつつ、住民の生活の質や公衆衛生、水環境の保全、向上を図るため、施設・設備の充実を図りながら、安定した流域下水道事業の運営に努めています。
下水道は、上水道とともに私たちの日常生活に欠かすことのできない最も重要な社会インフラのひとつです。24時間、365日決して止めることができません。下水道事業が止まると、市街地のマンホールから汚水が噴き出し、やがて家庭や工場などからの排水ができなくなり、たちまち私たちの快適な生活が失われ、感染症の原因にさえなります。
年配の方ならご存じでしょうが、下水道が十分に整備されていなかった時代には、糞尿は汲み取り式で、生活排水は各家庭からそのまま「どぶ」に流され、川や海は今のようにきれいではありませんでした。町内会総出で臭い「どぶ」掃除もしなければなりませんでした。
私たちが当たり前のことと考えている現在の快適な生活環境を維持するために、下水道事業の安定的な運営は決して欠かすことはできません。
神奈川県下水道公社では、今後とも、私たちの担う仕事の大切さを心に刻み、職員が一丸となって日夜、安定した下水処理に努めてまいります。住民や事業者の皆様にも、ぜひ下水道事業の大切さをご理解いただき、引き続き、神奈川県下水道公社の事業にご理解、ご協力をお願いいたします。
