下水処理場に入ってきた下水が一番最初に通過する設備です。
流入してきた下水は写真のような見た目をしています。
流れてくる下水には砂や大きなゴミも混じっているため、
この後に出てくる汚水ポンプや機械を壊さないように下のような設備であらかじめ取り除きます。
似たような形をしていますが、左が粗目スクリーン、右が細目スクリーンです。
最初に粗目スクリーンを通して、大きなゴミ(傘や袋に入ったゴミなど)を取り除きます。
次に、細目スクリーンを通して、小さめのゴミ(空き缶やペットボトル、歯ブラシなど)を取り除きます。
次に下水中に含まれる砂を下のような設備で取り除きます。
砂は水よりも重いため、ゆっくり流すことで水路の底に溜まります。
底に溜まった砂に向けて数時間おきに高圧の水流をぶつけ、砂を押し流して一か所に纏めてから
ジェットポンプと呼ばれる羽根車を使わないポンプで砂を吸い上げています。
ゴミや砂を取り除いた汚水を次の汚水ポンプ設備に送ります。
汚水ポンプ