脱水され、粘土状になった脱水ケーキを焼却炉で燃やして処分します。
焼却炉内部は850度以上に保たれていて、内部に投入された脱水ケーキはあっという間に蒸発、燃焼して灰になってしまいます。
焼却炉は流動床型と呼ばれるものを使用しています。
流動床型とは、内部には高温に熱された砂が入っていて、底から空気を出すことで内部の砂が攪拌されて表面積を稼ぎます。
高温で冷めにくい砂と脱水ケーキを触れさせることで効率よく焼却する仕組みのものです。
焼却炉で発生する熱エネルギーは、焼却炉内に送る空気を暖めるために再利用されています。
また、従来型の流動床型に加えて過給式の焼却炉も採用することで、省エネ活動にも取り組んでいます。
焼却炉で燃された「脱水ケーキ」は焼却灰となり、容積がおよそ40分の1まで小さくなるため可搬性が向上します。
焼却灰は灰サイロと呼ばれる設備に蓄えられて外部に搬出されます。
搬出された焼却灰は建設資材に利用して有効活用されています。