道路を見渡すと色々なところでマンホールを見つけることができます。
そのマンホールの下には下水処理場に繋がっている「下水管※」が通っています。
マンホールは下水管など地下に埋設された設備を点検するための入り口や集水ますになっていて、下水道とは切っても切れない関係にあります。
※下水管のほか電気や電話線、ガス、水道など様々なものが地下には埋まっています。
生活排水(台所、風呂、洗濯、トイレ等)はマンホール(ます)に集まり、公共の下水管から流域の下水管を通って下水処理場に流れていきます。
マンホールといえば丸い形をしていますが、なぜ丸いかご存じでしょうか?
三角形や星形みたいな変わった形のマンホールはほとんど見かけないね。
理由はいくつかありますが、一番の理由は落っこちないため。
点検するためにマンホール蓋を開けますが、その時に落っことしたら大変です。
丸は直径の長さが均一だから、
どんな角度になっても絶対に落っこちないんだ。
そのほかにも、車やトラックが上を通過する過酷な環境にあるマンホールは
丸い形をしていることで、圧力を均等に逃がして変形するのを防いでいたり・・・
丸い形にはちゃんと理由があるんです。
例外で四角いマンホール蓋もありますが、この手のマンホールは脱落防止で蝶番が付いていたりします。
また、各地にあるマンホールを使って町おこしをしようとデザインマンホールを作る取り組みもあります。
下水管を流れて下水処理場までたどり着くとまずは沈砂池と呼ばれる設備に入ります。
沈砂池